最初は思いっきりつまづいてもいい。先輩の背中を追いかけ、自分を変えて仕事と人生に挑んだ新卒デザイナー

2022/02/08

最初は思いっきりつまづいてもいい。先輩の背中を追いかけ、自分を変えて仕事と人生に挑んだ新卒デザイナーのアイキャッチ

マネーフォワードの新卒入社インタビューです。

今回は、2017年入社の「デザイナーからキャリアを広げる噂のマルチプレイヤー」と2019年入社の「キャラも濃いけど経験値と成長度合いも濃いめなデザイナー」の先輩・後輩対談です。

迷える後輩を背中で導いた心優しい先輩と、何があってもめげない後輩の成長物語をお届けします。

稲毛誠さん(いなげ)

2017年 toC向けアプリの広告・UIデザイン
2018年 新規サービスの立ち上げ(企画、広告・UIデザイン、仕様策定)
2019年 新規サービスの立ち上げ(提携企業とのやりとり、ワイヤーフレーム作成)
2020年 MFクラウドディレクション(課題分析、企画、ワイヤーフレーム作成)

影山葵さん(わさび)

2019年 4月 クーポンアプリのUI・バナーデザイン
2019年 7月 お金の相談サービス立ち上げ
2019年 4月 お金の相談サービスグロース
2019年 4月 お金の相談サービス機能開発
2019年 4月 固定費見直し(電気)サービスのデザイナー件PdM 機能開発

私たちがマネーフォワードに入社した理由

ー まずは、お二人がマネーフォワードに入社した理由と入社後のキャリアを教えてください。稲毛さんは「事業会社のデザイナーになりたい」というきっかけをアンケートに書いてくれたと思うんですが、事業会社にこだわったのには何か理由があるんですか?

稲毛:就職活動をしていたときに三つの軸がありました。「理念に共感できる」「伸びているITベンチャー」というのと「事業会社のデザイナーになりたい」というものです。
なぜ事業会社にこだわったかというと、理由はふたつあります。

ひとつは、そもそも僕がデザインに興味を持ったきっかけが、パワーポイントだったんです。情報の伝え方次第で、人のリアクションが変わるな、ということを感じていて、そこから広告に興味を持ちました。学生時代にある会社の広告バナーとかを作成していたんですが、その商材が結構あやしげなもので、そもそも商品が良いものでないと、いくらバナーを綺麗に作っても仕方ないなと思うようになって。だから、デザインを作るなら、自分が良いと思える商材のデザインがしたいと考えました。

稲毛誠さんと影山葵さんの対談写真_1

もうひとつは、IT業界に興味を持ったときに色々調べていたら、デザイナーという肩書きで活躍している人が何人かいて、その人たちが「デザインとディレクション」「デザインと開発」と、デザインを軸にしながら幅広い仕事をしていたので、事業会社に行けばそこで複数の経験ができるのでは、と思って事業会社を選びました。

ー なるほど。だから入社してからどんどんポジションの枠を広げているんですね。

稲毛:はい。最初はデザイナーとして、アプリのデザインのほかに、『お金のEXPO(現在はマネーフォワード WEEK)』というイベントのバナーやパンフレットのデザインを1年ほど担当しました。

2年目はベトナムの拠点立ち上げのタイミングで現地に行き、『tock pop』というクーポンアプリの立ち上げを行い、企画からUI・広告のデザイン、エンジニアとの仕様策定など色々経験したんですが、1年ほどで、そのアプリはクローズすることに。それと前後して、わさびさんが入社し、アプリのクローズ完了後は『マネーフォワード お金の相談』というサービスを一緒にやることになりました。

その時は、わさびさんにデザイン面はお任せして、僕はファイナンシャルプランナーとのやりとりや、ワイヤーフレームの作成、UI・UX設計などを担当していました。そこからはずっとクラウド領域で仕事をしていて、今はWEBディレクターに近い仕事をしています

ー もともとは独学でデザインを勉強し、デザインがやりたくてマネーフォワードに入社したと思うのですが「自分でデザインしたい」という気持ちにはならないですか?

稲毛:今は自分の携わるプロダクトを、どうしたら世の中に広めることができるかを考えるのが楽しいですね。

稲毛誠さんと影山葵さんの対談写真_2

ー わさびさんは、デザイン系の専門学校を卒業とのことですが、どんな学校だったんですか?

影山:グラフィックデザインを総合的に学ぶことができ、特に本やパッケージのようなDTPデザインが深く学べる学校でした。ただ、いわゆるWEBデザインやUI・UXといった分野は、選択授業でのみ学べる程度だったので、自主制作やインターンなどで自身で勉強をしていました

稲毛誠さんと影山葵さんの対談写真_3

noteの記事などで漫画を書かれてましたが、漫画やイラストは昔から描いてたんですか?

影山:はい。イラストは中学生の頃からペンタブで描いていて、専門学校時代は広告漫画を描くお仕事もやらせてもらっていました。

わさびさんの漫画作品画像

わさびさんの漫画作品

稲毛:わさびさんはめちゃくちゃ多才なんです。社内でも、こういうスキルセットを持っている人ってあまりいないので、貴重な存在です。絵が描ける人はなかなかいないので、本当にすごいですね。

影山:イェーイ!『お金の相談』の広告漫画も自分で描いたりしています✌️。

ー それはすごい。ちなみにわさびさんは入社してからどんなキャリアを重ねているんですか?

影山:私はUIデザイナーを目指していたので、IT系を中心に就職活動をしていました。最終的に、料理系のアプリの会社とマネーフォワードで迷って、でも料理はあまり得意でなかったことと、節約とか投資とかお金に興味を持ちはじめたタイミングだったので、マネーフォワードを選んだんです。

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入社して最初のころは稲毛さんと一緒にクーポンアプリに携わっていて、でもそれが3ヶ月くらいでクローズしたので、その後は『お金の相談』に携わることに。立ち上げからデザインの作成などを2年ほど担当し、2021年の6月からは『固定費の見直し(電気)』でデザイナー兼PdM(Product Manager)として、一部、機能開発なんかもやっています

最初は何もできない状態だったことを考えると、今はデザイナーとしてやれることが増えて、この2年で成長できた実感があります。

学生時代のトラウマを「やりきる心」で乗り越えた

ー わさびさんは、入社したてのころ、結構苦労していたと伺っていますが、どんなことでつまづいてしまっていたんでしょうか?

稲毛:仕事って、まず案件があって、自分ひとりで完結することはなくて、他者との関わりは外せないものだと思うんですが、わさびさんは、デザインのスキルはあっても、マーケティングの担当と関わったり、デザイナーの先輩からフィードバックをもらいながら、最終的なアウトプットを出すことに苦戦していましたね
彼女から、学生時代の話を聞いたことがあるんですが、学校で作品を提出すると、ものすごく糾弾される環境だったらしく、それがトラウマになっていたと。

影山:そうなんです。広告系の、とにかくグラフィックの美しさを追求する世界だったので、生半可なものを提出すると、先生にも周りのクラスメイトにも糾弾されるんです。
今思えば、そういう環境のおかげで「中途半端なものを作らない」というデザイナーとしての気概を学ぶことができたんですが、当時はまだそこまで思えず…。
そのトラウマを引きずったまま入社していたので、誰かにフィードバックをもらうことがすごく怖くて。「こんなダサいもの作って、これでいいと思っているの?」くらいのことは言われるんだろうと覚悟していました。

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糾弾されることはないと分かってからは安心しました(笑)

稲毛:わさびさんには、やりきる力があるんです。自分で納得いくものを絶対に作ろう、という気持ちが強いし、ちゃんと締め切りは守るから、周りもだんだん「わさびさんてすごいんじゃない?」と思うようになっていって。
だからこそ、早い段階で新規サービスの立ち上げとかもやらせてもらえたと思うし、いつも彼女には120%の力での挑戦を求められる案件が任されています。それをちゃんとやりきる力は本当にすごい。

ー 今は入社して2年経って、わさびさん自身がフィードバックをする機会もあるんですか?

影山:はい。同じチームに後輩はいないので、デザイナー同士で先輩にフィードバックをする機会はありますね。そういう時は、自分が力を入れてきた、LPO(Landing Page Optimization:ランディングページ最適化)や、EFO(Entry Form Optimization:入力フォーム最適化)の強みを生かして、どうしたら売上に繋がるかということを考えながら、意見を言うようにしています。

稲毛:素敵。

憧れの先輩の背中を追いかけて、会社デビューを叶えた1年目の春

ー わさびさんから見て稲毛さんは、最初の先輩になるかと思いますが、どう思っているか聞かせてください。

影山:実は、入社前から、稲毛さんの存在は知っていたんです。「生き生きといろんな活動している、こんな物語の主人公みたいな人がいるのか!」と思っていて(笑)。だから、入社して配属部署の希望を出すときも、稲毛さんが居るクーポンアプリのチームを選びました。

ー 稲毛さんの背中を追いかけていたんですね!

影山:本当にそうですね。でも、追いかけても追いかけても全然辿り着けない存在で(笑)
稲毛さんはいつも、やりたいことに貪欲に挑戦していて、近くに前例がなくてもその前例を自分でどこかから探してきてしまうアグレッシブさがあって、すごいなぁと思っています。

稲毛:ありがとう!

影山:そんな稲毛さんに感化されている部分も大きくて。
直近はPM業に集中しているんですが、ちょっと前は、得意な漫画をうまく使いつつ、デザイナーとして求められていることで実績を出したりとか、やりたいことを諦めないっていう「稲毛イズム」を体現できたかなって思っています。
稲毛さんの姿があったからこそ、昔の自分は凄く大人しいタイプだったけど、明るく振る舞おうと思って「会社デビュー」も叶ったので。

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ばっちりデビュー叶ってますね!

ー 会社デビュー! そうだったんですね。

稲毛:コロナ禍になる前はハッピーアワーっていう社内懇親会があったんですが「それって行かないとだめですか…?」と、1on1のときに聞かれるくらいにビビってて(笑)

数字が教えてくれる、デザインの成果と達成感

ー そんなふたりは、どんなときに仕事のやりがいを感じますか?

稲毛:やっぱりデザインやものづくりが好きなので、ワイヤーフレームを引いたり、デザインしたものに「いいね」っていうリアクションをもらえたり、数字として成果に繋がったりするととても嬉しいです。

そして、マネーフォワードではやりたいことが尽きなくて、新しいことに興味ももてるし、トライできる環境があります。どんどんプロダクトが生まれていて、ミッションも壮大だから、すごい速さで世の中を変えていったとしても、まだまだ白地がある状態だと思うので、やりがいを常に感じられるのが楽しいですね。

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ちょうど今『マネーフォワード クラウド』シリーズのデザイナーのみなさんと、クラウドシリーズのミッションを考えるプロジェクトを進めているんです。

『マネーフォワード クラウド』には20以上のサービスがあるんですが、「それがどこへ向かっていくのか」「誰にどんな価値を提供していくのか」というのを整理して、一貫した動きができるようなミッションを作るのが目標です。

影山:稲毛さんは、挑戦し続けているのが本当にすごいです。自分の目指すものを実現するための道筋を自分で作れてしまう。そして周りにすごい人がいたら、その人のいいところを吸収して、ロードマップに反映できるところも勉強になります。

ー 入社時の職種にとらわれずに、キャリアを重ねることができるのも、マネーフォワードの魅力ですよね。稲毛さんの真っ直ぐな姿勢あってこそだとも思います。
わさびさんは、どんなときにやりがいを感じますか?

影山:私は、自分が作ったデザインでCVRが上がり、部署の売上に貢献できたときに、達成感を感じます。このデザインのおかげでこれくらい稼げました、という数字が見えると、ちゃんと貢献できたんだなと思えるので。

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入社したばかりのころはそれこそ「デザイナーは綺麗なものを作ってなんぼでしょ」みたいに考えていた部分もあったんです。でも、例えばバナーを作るにしても、表現として美しいかということと並行して、ちゃんとターゲットにクリックしてもらえる設計をしたデザインができているかを考えられることがすごく大切です。

マネーフォワードは、目標と数字にあったデザインができたかどうかを、デザイナーがちゃんと感じられる環境なので、やりがいはとても大きいですね。

デザインを軸に、縦横無尽な成長を目指す

ー ふたりは今後どうなっていきたい、という夢や目標はありますか?

稲毛:ブランディングとマネジメントの領域に挑戦したいと思っています。ブランディングの文脈では、さっき少しお話しした『マネーフォワード クラウド』のミッション策定に関して「『マネーフォワード クラウド』はどういうもので、どんな価値があるのか」を定義した上で、一貫したコミュニケーションが取れるように、LPであったり営業資料なんかを整えていける体制が作りたいんです。
マネジメントとしては、採用にも取り組みはじめていて、ちゃんと成果が出せる良いチームを組織していくのが目標です。

会社の人数が増えて、ようやくコミュニケーションデザインなどにリソースを割けるようになってきていて、この企業規模でブランディングやマネジメントに関われることはチャンスだと思っています。

ー 本当にしっかりと目標が定まっていて、すごいです。わさびさんはいかがですか?

影山:そうですね。私は、デザイナーという肩書きではあるけれど、マーケティングの視点も持って、一気通貫なユーザー体験を届けつつ、売上もちゃんと上げていけるような、最強のデザインができたらなと思っています。

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昨年はその思いがちゃんと形になったなと思っていて、お金の相談だけでなく、入力フォームの最適化の知見を周辺のプロダクトへにシェアしたり、フィードバックしたりといったプロダクト横断での売上向上に貢献できたり、私が描いた漫画が採用に間接的に貢献したり、と色々マルチに活躍できたことを、MVPという形で評価していただくことができたのが嬉しいです。

マネーフォワードは、トライするチャンスがちゃんとある会社なので、こういうことがやりたいんです、って言い続けていると機会があれば新人にも大きな仕事を与えてくれるのがありがたいです。

稲毛:わさびさんは本当に濃密な3年間を過ごしているもんね。

やりたいことが叶うのは、想像以上に早いタイミングかもしれない

ー 最後に、どんな新卒メンバーと一緒に働きたいな、と思いますか?

影山:やりたいことがたくさんある人がいいな、と思います。そしてそういう思いはぜひガンガンアピールして欲しいですね。若手世代の自分の感覚に自信を持って「自分はペーペーだから…」なんて考えずに発信して欲しい。「大型新人現る!」っていうインパクトを自ら作るくらいに。

稲毛:そうだね。それに、マネーフォワードを変えてやる、っていう気持ちもぜひ持っていて欲しいと思います。面接をしているとよく「5年後、10年後に新規事業の立ち上げがやりたいんです」っていう学生さんが結構多いんですが、マネーフォワードは想像以上に早くやりたいことが叶うタイミングが巡ってくることも大いにあるので、「子会社を作って社長になりたい」とか「CTOを目指したい」とか、アグレッシブに挑戦して欲しいですね。

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わさびさんを見守る稲毛さんの目線に優しさが溢れていますね!

わさびさんは、2022年9月末をもって漫画業に専念するため、退職されました。私たちはこれからもわさびさんのご活躍を応援しています!
※こちらの記事は、わさびさんに許可をいただき、退職後も公開しております。

取材・文/新田大航(マネーフォワード採用広報)
写真/
苞山美香(マネーフォワード採用広報)

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