開発拠点から見つめる未来。福岡と名古屋で、開発と組織を牽引する新卒エンジニア

2022/08/22

開発拠点から見つめる未来。福岡と名古屋で、開発と組織を牽引する新卒エンジニアのアイキャッチ

マネーフォワードの新卒入社メンバーインタビューです。

今回は、福岡と名古屋、それぞれの開発拠点で活躍する新卒エンジニアのふたり。

ふたりとも福岡でのインターンをきっかけに入社し、「ゼロから新サービスの立ち上げ」「開発拠点の開設」にチャレンジしています。

ふたりの尊敬する、福岡開発拠点 拠点長 黒田さんとのエピソードも交えながら、お届け致します!

市川智貴さん

2018年 6月 マネーフォワード福岡開発拠点でインターン
       『クラウド経費』の開発・運用を担当
2019年10月 マネーフォワード新卒入社
2020年10月 『マネーフォワード Pay for Business』の開発
      Pay事業本部プロダクト開発部 副部長

長島圭祐さん

2018年 9月 マネーフォワード福岡開発拠点でインターン
      『クラウド経費』の開発・運用を担当
2020年 4月 マネーフォワード新卒入社
          アグリゲーション機能の開発を担当
2020年 6月 『クラウド経費』からの『クラウド債務支払』の
      分離・機能開発を担当
2022年 1月 名古屋開発拠点開設・拠点長就任
       CPO室付プロジェクトのグループリーダー     

はじまりは福岡開発拠点のインターン。それぞれの入社理由

ー おふたりとも、最初は福岡拠点にインターンをされていて、そこから新卒でマネーフォワードに入社されたんですよね。まずは、入社理由について聞かせていただけますか?

市川:当時は、まさかマネーフォワードのような上場会社に入社するとは、思っていませんでした。

学生時代は、創業期のスタートアップや、メンバー数名の会社でインターンを経験して、そういった環境が自分にすごく合っていると感じていたので、新卒でも、もう少し小さな会社に入ろうと考えていたんです。

マネーフォワードは、いくつかインターンに応募した中で偶然に出会いました。最初は「こういう大きな組織で働いたことがないから、何か新しいことが学べるんじゃないか」くらいの気持ちでしたね。

でも、実際にインターンで入ってみると、地方拠点だったこともあって、大き過ぎないというか、僕の好きな規模感で。最終的に、新卒の選考はマネーフォワード1社だけを受けて、入社しました。

長島:当時の福岡拠点の規模は、今の名古屋拠点と同じくらいかな。

市川:そうかも。ちょうど、コワーキングスペースから、ちゃんとしたオフィスに移転して、拠点全体で10名前後くらいだったよね。

福岡オフィスの画像

(2020年11月に、開発拠点と営業拠点をひとつにした福岡オフィスを開設)

ー 他のインターン先もあった中で、就活はマネーフォワード1社に絞ったのは、何が決め手だったんでしょうか?

市川:サービスへの興味はもちろんですが、良い人が多くて、「一緒に働くならこの人たちが良いな」と思ったのは、大きかったですね。

あとは、僕は 0→1 でサービスを作るのが好きなんですけど、よく考えたら 1→10 のフェーズを経験したことがなかったんですよね。でも、マネーフォワードで 1→10 とか 10→100 の経験をしてみて、こういう世界も面白そうだなと思ったんです。 

市川智貴さんと長島圭祐さんの対談画像_1

ー 市川さんは「どんな人と働くのか」「どんなフェーズに関われるのか」が大切だったんですね。長島さんは、いかがですか?

長島:僕の場合は、もともとソフトウェアエンジニアになるつもりは、全くなかったんです。
 
大学では、エネルギー工学を専攻していたので、自動車メーカーでエコカーを開発したり、プラントエンジニアリングの会社で太陽光発電所を作ったりという、ハードの方のエンジニアになるんだろうなと、漠然と考えていました。

だから、実際に自分がその分野で仕事した時の感触が知りたくて、大学3年生の時に、スペインの自動車メーカーで、1年間インターンをさせてもらいました。

そこで衝撃だったのが、電気自動車の開発をしている部署で一番活躍していたのが、自動車のハードのエンジニアではなく、ソフトウェアエンジニアだったんです。それを間近で見ていて、この先どんな領域で仕事するにしても、プログラミングができてコンピューターのことが分かってることは、すごく大事なんだと実感しました。僕はプログラミングの経験は全くなかったので、その危機感から、帰国後にITベンチャーでインターン先を探したんです。その中で出会ったのが、マネーフォワードでした。

最初は、友達に誘われてオフィス見学くらいの気持ちだったんですけど、黒田さん(マネーフォワード 執行役員 兼 福岡開発拠点長)に、「ソフトウェアエンジニアのスキルをつけて、社会に貢献できるようになりたい」と伝えたら、「じゃあ、うちでインターンをしないか」と声をかけていただきました。

黒田直樹さんの画像

(入社のきっかけを作ってくれた 福岡開発拠点長の黒田さん)

ー 当時は、全く経験のなかったソフトウェアエンジニアとして、インターンを開始されたんですね。

長島:そうなんです。なぜ誘ってもらえたのか、今でも不思議なんですけど(笑)

市川:言われてみれば確かに、長島君、気づいたらいつの間にかいたよね(笑)

長島:そこから、黒田さんや、先輩方に付きっきりでRubyの開発を教えてもらいました。

そんな研修期間を半年くらい経たタイミングで、「新卒でマネーフォワードに入社しないか」という話をいただいて、その場で「お願いします」とお返事しました。

ー すごくスピーディーな意思決定だったんですね。何が決め手だったんでしょうか?

長島:直感ですね。お金に関する課題を解決するという事業への共感とか、働いている人が好きだとか、黒田さんみたいな事業開発をしながらコードもバリバリかけるエンジニアになりたいとか、理由は色々あるんですけど、それ以上に「ここで働きたい」という直感があったんです。

なんだろう、他にも素晴らしい会社は色々あったんですけど「この会社の将来を一緒に作りたいし、見てみたい」って思えたのは、マネーフォワードだけだったんですよね。そういう、事業の可能性とか、まだまだ自分が貢献できる余地があるっていうのが大きかったかもしれないです。

市川智貴さんと長島圭祐さんの対談画像_2

全社の期待を背負って。ゼロから立ち上げた新サービスを1年でローンチ

ー おふたりとも、クラウド経費本部を経験した後に、それぞれ新サービスの立ち上げ、開発拠点の開設と、大きなチャレンジをされていますね。

市川さんは、どういったきっかけで、新サービス『マネーフォワード ビジネスカード』(決済領域の新サービス『マネーフォワード Pay for Business』の中の、事業用プリペイドカードサービス。2021年9月提供開始)に携わることになったんですか?

市川:黒田さんから打診いただいたんですけど、もともと 0→1 が好きなので、すごく嬉しかったのを覚えてます。立ち上げ段階で、最初の1ヶ月は、開発チームには黒田さんと僕しかいませんでした(笑)

長島:当時そんな話してたね(笑)

市川:2020年10月の時点では、新サービスを作ることも、そのリリース日も決まっていたけど、どう作っていくのかだけが、まだ決まっていない状況でした。でも、不安よりもワクワクが大きくて、最初の方は、 競合調査も含めたリサーチなども、開発以外のことも自分たちでやってましたね。

そこから、採用だったり他チームから一時的に異動してきてもらったりで、最終的にはけっこう大きなチームになったんですけど、まさかあんなにメンバーが増えるとは……。いや、でもその規模じゃないと無理だったなぁ。

ー 本当に何も決まっていない、ゼロのタイミングから取り組まれたんですね。印象に残っているエピソードはありますか?

市川:色んなことがありすぎて記憶が飛んでるんですけど。

長島:(笑)

市川:公開前のフィールドテストで、各機能がちゃんと繋がって、実店舗で決済できた瞬間はすごく感動しましたね。それまでのことが、ちゃんと形になったっていうのを実感しました。

大変だったことは、かなりスピーディな開発スケジュールだったので、そのプレッシャーを常に感じていたことでしょうか。

開発を開始したのは、まさにプリペイドカード市場が盛り上がり初めていた頃だったので、いかに早くサービスをローンチするかというのは、戦略的にもとても重要でしたし、全社の期待も感じていたので、非常にヒリヒリしながら開発を進めていました。結果的に、短い期間ではありましたが、ファーストリリースの段階から、競争力の高いビジネスカードを作ることができたと思いますし、セキュリティや可用性においても、安全で安定したサービスを提供できたので、まずはやりきったなと思います。

『マネーフォワード ビジネスカード』開発チームメンバーの画像

(『マネーフォワード ビジネスカード』開発チームは、2021年下半期の社内表彰で、プロジェクト賞を受賞。福岡オフィスのバルコニーで「Pay」ポーズ)

市川:今はあと払い機能の開発を行っているんですが、中身を大きく変える部分があって、品質管理も含めて、引き続きヒリヒリしながらやってますね。

『マネーフォワード Pay for Business』は、ビジネスカードだけではなく、マネーフォワードの各プロダクトの、決済機能の基盤となるサービスを目指しています。個人、法人の垣根なく融資や支払い、送金などのお金の流れを、マネーフォワードのプロダクトの中でキャッシュレスに完結させる世界観ですね。決済基盤は、アカウントアグリゲーション※に次ぐ基盤になると思うので、開発にはとてもやりがいを感じています。

※APIまたはスクレイピングを用いて金融機関などのサービスと連携し、残高や入出金情報などのデータの取得を行う技術

ー まさに、マネーフォワードのあらゆるプロダクトをひとつに繋ぐサービスですね! 実現が今から楽しみです。

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エンジニア不足を解決するために。名古屋開発拠点の立ち上げ

ー 長島さんは「名古屋開発拠点の立ち上げ」を行われていますが、これはどういった背景があったんでしょうか?

長島:僕は、入社1年目は『マネーフォワード クラウド債務支払』の開発に携わっていたんですが、そのプロジェクトにも終わりが見えて、2年目の挑戦をどうしようか考えていました。

PdMへの興味や、組織にエンジニアが不足している課題感なども含めて、「今のマネーフォワードにとって重要なことで、かつ自分にとってもチャレンジになることって何かな」という感じで、フワッとVPoEの渋谷さんに相談したら、「開発拠点を立ち上げてみない?」と言われて。

ー まさかの急展開!

長島:そうなんです。最初は「え?は、はい?」って感じで戸惑いました(笑)

でも、言われてみれば、開発拠点を立ち上げれば、ひとつの新しいエンジニア組織ができて、それが数年後に福岡拠点のようになれば、マネーフォワードの開発力をすごく上げることができる一手だと思ったので、「やりたいです」とお返事しました。

その日中に、CTOの中出さんからもOKが出て、実際に拠点立ち上げに向けて動き出したのは、2021年夏からでした。

ー すごく単純な質問なんですけど、開発拠点の立ち上げって、言われて急にできるものなんですか?

長島:それは、本当に僕自身も半信半疑だったんですけど、周りの方の助けや運にも恵まれたおかげで、結果的にできたなという感じです。

それこそ最初は「何から手をつければいいの?」という状態だったので、CxOの皆さんとプロダクトの構想を固めながら、同時進行でオフィスの選定や工事の段取り、採用などを、本社の皆さんに助けていただきつつ進めていきました。

すごく幸運だったのは、早い段階でプロダクト企画をお任せできる方と、名古屋での採用に長けたリクルーターメンバーにジョインいただけたことですね。2021年夏から年末にかけては、まだ元のチームの開発リーダーも続けていたので、おふたりがいなかったら僕は倒れていたと思います(笑)
 
ー 拠点長に就任してちょうど半年ほどですが、振り返ってみてどうですか?

長島: 拠点長として、うまくやれているかでいうと、まだまだですね。

ただ、最初に採用に注力したおかげで、すごく良いメンバーにジョインしてもらえたなっていうのはあって、プロダクト開発や組織作りに集中できる土壌が、すでにできていると思います。

採用以外も、これまでと全く違う脳みそを使っているなと思うのが、広報活動です。これまで、登壇などもしたことがなかったので、社外の人とイベントを企画したりするのも初めてですし、拠点長という肩書だと、一緒に登壇する人たちが全員CTOやVPoEクラスの方だったりするので、その人たちに負けない、実りのある話をするためにも、普段以上に考えないといけないなと思っています。

市川智貴さんと長島圭祐さんの対談画像_4

各拠点と地域のIT業界を盛り上げる存在に

ー 福岡と名古屋、それぞれ活躍中のおふたりですが、今後の目標はありますか?

市川:さっきお話した、『マネーフォワード Pay for Business』の構想を叶えるには、まずはチームの成長が不可欠です。ただ、急成長したチームが、全員で最大限のアウトプットを出すのって、すごく色々なハードルがあると思うので、そこをクリアできる組織作りや、リーダーシップ、マネジメント能力を身につけないと、と思っています。

長島:市川君は、技術力がすごく高いので、これからもテックリードを極めていくイメージだった。

市川:そう、どちらかというと、開発をどんどん進める方が得意なんです。でも、そこを徐々に移譲して、事業や組織全体に貢献できることをやっていきたいなっていうのがあって。だから、社内のリーダーシップ育成研修に参加したりしながら、チャレンジしているところですね。

直近の目標は、福岡開発拠点での、黒田さんの仕事を奪うことです。

長島:それは大事(笑)

市川:黒田さんのように、経営者視点を持って色んな意思決定をできるようにならないと、と思っています。めちゃくちゃ高い目標ですが(笑)

黒田さん、何でもできちゃうので何でもやっちゃうんですが、そこを僕とかが奪えるようになれば、黒田さんがまた新しいイノベーティブな何かに取り組めるようになるんじゃないかなと。

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ー 長島さんはいかがですか?

長島:最近、マネーフォワードのみんなからは、冗談交じりに「名古屋市長を目指すんでしょ?」とか言われたりするんですが(笑)

市川:さすが、スケールがでかい。

長島:向こう数年は、今、開発中のプロジェクトで最高のアウトプットを出すということに、しっかり集中したいです。

それと並行して、名古屋のIT業界そのものを、もっと盛り上げていって、エンジニアの数を増やしていきたいですね。僕は、これまで名古屋に何か縁があったわけではないんですが、いざこうやって拠点を構えて、組織作ってみると、すごく名古屋に思い入れと愛着が湧いてきて。名古屋に対して、いちエンジニアとしてできる貢献以上に、もっと大きな貢献ができないかなと、よく考えるんです。

時々、「名古屋へのIT企業誘致」のような文脈で、名古屋市経済局の方とお話する機会があるんですが、行政の皆さんって、とても情熱があるんですよね。そういう方々と一緒に、 行政じゃないとできないプロジェクトを進めるみたいなことも、将来のビジョンとしては、やってみたいです。

ー エンジニアと名古屋、どちらのコミュニティにも貢献したい想いがあるんですね。
 
長島:僕自身が、ITスキルが全く無い状態から、福岡という地方の開発拠点で、黒田さんという偉大な拠点長に育ててもらって、自分が拠点を立ち上げる立場になったっていう、感謝がすごくあるので、自分が受け取った以上のことを、誰かに還していきたいなという気持ちがあります。
 
なので、名古屋拠点では、新卒採用や、インターン生の育成みたいなところは、手厚くやりたいなって思ってます。

市川:僕も、福岡の飯塚市と一緒に、中高生にプログラミング教えるプロジェクトに関わったことがあるんですけど、将来の技術者を育てる機会などは、もう少し増やしたいですよね。エンジニアの雇用を増やすという観点でも、マネーフォワードの福岡開発拠点で、もっとできることがある気がしますね。

ー 開発拠点のあり方にも関わると思うんですが、ここ数年でリモートワークが普及して、特にエンジニアの方々は、特にそれを上手く活用されている方が多い印象です。でも、やはりその場所で、オフラインで一緒にやっていくというのも、とても重要なんですね。

長島:オフラインでの交流は、大事だと思います。一例ではあるんですが、採用面接で「リモート疲れ」の話を聞くことも多いです。80%リモートは快適なんだけど、100%になってしまうとすごくつらい、みたいな。

東京だと、あちらこちらで勉強会があったりして、自然と他社の人とも知り合って、そこから人の輪も広がりやすいと思うんですけど、地方だとまだそういう場が少ない。そういうギャップを埋めていくのも、僕らの仕事なのかなって思っています。地方に開発拠点を構えてる会社自体もまだ少ないので、そこで争い合うというよりは、手と手を取り合って、一緒にその地方のIT業界をより良くするために、協力していきたいですね。

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取材・文/苞山美香(マネーフォワード採用広報)
写真/新田大航(マネーフォワード採用広報)

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