
メンバーが推薦する、身近でマネフォのカルチャーを体現している「隣のカルチャーヒーロー」にインタビュー。
今回は、株式会社マネーフォワード マネーフォワードビジネスカンパニー デザイン室 BXデザイン部 BXグループのはらゆみさんにお話を伺いました。
【推薦コメント】
MFBCのコミュニケーションデザイナーのはらゆみさんは、入社以降驚くべき量のアウトプット出し続けていますが、そんな中でノンデザイナー向けの「デザイン駆け込み寺」という取り組みを始め、社内のあらゆる成果物のデザインクオリティを上げまくっています。この間も、わたしが受け入れているインターンデザイナーがチラシデザインに悩んでいたときに、急遽30分ほど時間を割いて丁寧にフィードバックをしていただきました。自分の仕事も忙しい中、直接の関係のないデザイナーに対して向き合ってくださり、PrideやTeamworkを体現されていると感じました。
松永奈菜さん Pay事業本部 デザイナー
ビジネスカンパニーのデザイン室の中の、BXデザイン部のリーダーをやっています。
『ビジネスを前へ。働く人をもっと前へ。』というマネーフォワード ビジネスカンパニーのミッションと表現を繋ぎ、全てのタッチポイントの品質を上げていくことを役目としています
例えば、バナーやLP、ホワイトペーパーや営業資料、スライド、広告、展示会のブースデザイン、ノベルティといったものから、プロダクト上に掲載する新規のお知らせや、キャンペーンのお知らせを考えたり、違和感なく操作ができるアイコン表現てどんなものなのだろう、というところまで、とても広い範囲でマネーフォワードらしさをお客様にお届けすることを考えています。
また、それらのデザインの指針となるブランドガイドの策定・運用も行なっています。
BXデザイン、とか、コミュニケーションデザイン、と呼ばれる領域ですね。

もともと、美術大学を卒業して、制作会社でデザイナーになったのが最初のキャリアなので、グラフィックデザインやWEBデザインのような、ビジュアルコミュニケーションの制作やアートディレクションが、私の強みです。 でも今はそれだけでなく、例えば「プロダクトにいくつかプランがあるとしたら、そのプランの名前は何がいいのか?」といった言語開発やコピーライティングも行っています。
『マネーフォワード クラウド』のような、規模の大きなサービスにまつわる色々なものを作りだす上で、効率化を考えることは非常に大事なことです。
例えば、やるべきことを整理するだけでなく、やらないことを決めることが求められることもあります。
ただ、BXデザイン部って何をする部署なんだっけ? をメンバーと考えたときに、やっぱりミッションと表現を繋いで、お客様のタッチポイントの品質を向上させることが私たちの役割なんだ、という結論に至りました。
だから、効率的にはしたけれど品質には変化がない、もしくは下がってしまった、ということが起きないようにすることを一番心がけています。
楽になるだけの仕組み化を目指すのではなく、品質も一緒に上がっていく仕組みを作れたら、と。

作った仕組みの中には、タスク共有方法や、振り返り方法のような、チーム運営に関するものもありますが、最近では、短い期間の中でいかにたくさんのものを生み出すかという、イベントクリエイティブ制作を仕組み化しました。
イベントLPをノーコードで作れるようにしたり、プロジェクトのどの段階でデザイナーがコミットすれば良いかの見直し……つまりオペレーション改善のようなものもあります。
どれもデザイナーだけでなく、エンジニアやマーケターにもメリットを感じてもらえる取り組みですね。
予算も工数も削減した結果、よりクリエイティブに集中できて品質が上がっていく状態を目指しました。
結果として、それらがよりお客様にとって見やすく心の動くコンテンツとなり、『マネーフォワード クラウド』に興味を持っていただけるきっかけになれば幸せです。
他にも「デザイン駆け込み寺」という取り組みを実施しています。
これは、ビジネスカンパニーのデザイナーが持ち回りで、毎週1回1時間、デザインにお悩みがあるノンデザイナーに、今悩んでいるものを持ち込んでもらって、それをその場で解決します、という取り組みです。
これはもともと、他の職種の方々がされていた同様の取り組みを見て、デザインにも応用できるな、と思って始めました。
やり始めてみたら結構好評で、毎回予約がいっぱいです。

私たちは、マーケティングに関連するクリエイティブ、いわゆるLPやバナー、広告などにはしっかりデザイナーとして入っていくことができるのですが、例えば、セールスやカスタマーサクセスのメンバーが作ってくれているたくさんの営業資料や導入支援資料も、となると1から全て作るのは現実的に難しいんですよね。
スケジュール調整してデザイナーに依頼する時間さえないほど急ぎのものも多いですし、我々のリソースにも限りがある……。
でも、資料制作も重要なデザインであり、お客様にとっては大きなタッチポイントです。
セールスやサクセスのメンバーから、「自分で作った資料が、お客様にとってわかりやすいかどうか見て欲しい」といった相談をもらうことが多く、User Focusできちんと伝わる資料にしたい、というニーズが社内にあると感じていました。
だから、「デザイン駆け込み寺」として、「30分一本勝負で、この時間内で一緒に品質向上しましょう!」という時間を設けることにしたんです。
営業資料に関する相談が一番多いのですが、それ以外にも、社内向けの情報をどうすればわかりやすく見せられるだろうか、とか、開発やPdMのメンバーから、プロダクトの開発状況やロードマップを端的にわかりやすく経営メンバーに伝えるための資料の見せ方、といった相談を受けることもあります。
この取り組みは、実は私たちデザイナーにとってもいいトレーニングの場になっていて、30分の間に絶対に結果を出してそれを持ち帰って欲しいので、デザイン力だけでなく、会話力や言語化力、そして瞬発力を鍛える場にもなっています。
20代から30代前半にかけては、スペシャリスト志向でした。バリバリ手を動かして作り出していくデザイナー像に憧れがあったんです。
でも、前職でブランドマネージャーをやり始めて、デザイナーだけがデザインをしているわけじゃないんだ、ということに気がつき始めました。
マネーフォワードに入社して、その思いはより強くなったんです。
マネーフォワードはデザイン組織が大きく、バックグラウンドもスキルセットも世代も様々なメンバーが集まって、それぞれの強みを持ち、お互いをリスペクトしながら活躍しています。
そういう特性を持ったデザイン組織の中で働くうちに、スペシャリスト的な動き方への執着やこだわりがだんだん薄くなっていって。

気付くきっかけ自体は、前職でブランドマネージャーとなった30代半ばの頃ですが、そこから数年経った今は、自分の年齢的なこともあるかもしれませんが、よりマネージメント的な思考に自然とシフトしました。手を動かすデザイナーへの執着から解放されたような感覚ですね。
マインドの変化には、マネーフォワードのカルチャーの「Teamwork」であったり「Let's make it!」が象徴する共創の文化も大きく影響しています。
完全な縦割りの組織ではないので、横の繋がりの大切さや、その中で自分はどうあるか、ということを考えるようになりました。
私にとってマネーフォワードのカルチャーは、迷ったときの判断材料のようなイメージです。
例えば、何か判断に迷ったときや、自分がネガティブな感情になりそうなとき、あとは、追い込まれているときや、逆に慣れて惰性になってしまっているようなときに、私はマネーフォワードの一員として、どういう行動を取るべきなんだっけ? とカルチャーと照らし合わせて自分に問うんです。
やることがたくさんあって忙しいあまりに、消去法のような仕事の仕方を始めてしまったときなんかも、消去法が間違っているわけではないけれど、私は何を念頭に置かなきゃいけないんだっけ? とカルチャーを参照します。
なので、カルチャーは教科書みたいな存在ですね。

中でも、一番意識するのは「Pride」です。
「Pride」は私にとって、他のカルチャーの要素と掛け合わせて、思考の文脈に落とし込みやすい存在の言葉です
例えば、効率だけ考えたら、ひとり、もしくはデザイナー数人だけで意思決定して進めた方が早いと思える取り組みがあったとしても、ここはちゃんとビジネスサイドのメンバーと対話して、彼らの目線での意見をしっかりと受け止めて反映し、「Teamwork」を大切にして進めよう。そう判断するのは、デザイナーとして良い結果を残したいという「Pride」があるからだ、とか。
他にも、すごく抽象的で難易度の高い仕事があるときに、その仕事を「Fun」を持って楽しめる技量を身につけたい。それは、デザイナーとしての「Pride」があるからだ、といった感じで。
チームワークをもって楽しく仕事をしているように見えるけど、内側ではちゃんとデザイナーとしてのプライドがメラメラ燃えているような感じですね(笑)
マネーフォワードのデザイン組織は規模が大きく多様性がありますが、その中でコミュニケーションデザインやBXデザインという領域については、耳馴染がなく「何だろう?」と感じやすい側面もあると思っています。
なので、少しずつBXデザイン部のメンバーの活動範囲を広げて、繋がりを生み出し、プレゼンスを上げていきたいと思っています。
私はビジネスカンパニーに所属していますが、『マネーフォワード クラウド』も、あくまでマネーフォワードのブランドのひとつです。
なので、BX・コミュニケーション領域のデザインマネージャーとして、カンパニーに閉じない視点でデザインの可能性を考え、隅々まで心を配り、マネーフォワード全体のブランドやコミュニケーションの質を一貫した「マネーフォワードらしさ」の上で、力のあるチームづくりに挑戦し続けていきたいです。
