
エンジニア
2019年入社
マネーフォワードビジネスカンパニー
クラウド横断本部
ID基盤グループ

入社してもうすぐ3年になるのですが、最初の1年は『マネーフォワード クラウド会計』の開発環境改善に携わりました。2年目になるタイミングで『マネーフォワード クラウド BOX』の立ち上げチームのリーダーに。そして、3年目の現在はクラウド横断本部のID基盤グループでリーダーをやっています。
ID基盤グループでは、『マネーフォワード クラウド』シリーズの全てに共通する基盤を作っています。全てのクラウド製品を横断していることもあり、ほんの少し改善しただけでも影響範囲が大きく、責任の重い仕事です。
現在リリースしているプロダクトだけでも18ものプロダクトがID基盤を利用していて、例えば、『マネーフォワード クラウド給与』では最適な仕様だったとしても『マネーフォワード クラウド会計』では使い勝手が悪い、といったことも起こり得ます。
全てのプロダクトで、お客様にとって利便性の高い機能を開発するための仕様にする必要があると同時に、開発者が利用しやすいID基盤にもする必要があるんです。そして、その中での最適解を各プロダクトのPdMと相談しながら、マネーフォワードのID基盤のあるべき像を定義し、それに沿って意思決定をしていく必要があります。
なので、コミュニケーションも、基盤設計の難易度も高いのですが、その分やりきった時には達成感を感じますね。
ID基盤には、まだ最低限の機能しか備わっておらず、今後はエンタープライズ企業に求められる機能開発を行う予定です。より高度な技術を使ってセキュアで効率的な仕様を考え、仕組みを実装することが求められますが、これが非常に難しく、でもだからこそすごく楽しいです!
実は、ID基盤グループは3年ほど前にできたグループで、これまで「秘伝のタレ」のように継ぎ足し継ぎ足し作っていたシステムから、IDに関する部分を抜き出して最適化することにも取り組んでいます。マネーフォワードはまだまだ成長期なので、技術的な負債を改善することで、開発のスピードを上げて、ユーザーにより大きな価値を届けたいと思っています。

学生時代にふと、自分が日々どんなことにいくら使っているのかを知りたくなって、『マネーフォワード ME』を使いはじめました。もともと物事をデータ化して、整理をするのは好きだったんですが、『マネーフォワード ME』は、銀行やカードと連携してデータが可視化できるのが面白くて。
当時、友達や家族と話していると、例えばクレジットカードに対して「不正利用されるかもしれない」「カードで買い物をするのは借金だ」といったネガティブな面にばかり注目してカードでの買い物を敬遠する意見が多いな、と感じていました。
でも、リボ払いなどにしなければ借金にはならないし、ポイントが貯まる、といった消費者に嬉しいメリットもあるんですよね。
他にも、大学時代から老後の心配をして、ものすごく貯金をしている友達に対して、もちろん貯金が悪いことではないんですが、お金を所持するだけではなく、学生のうちだから経験できることに投資をして、お金を使って得られるものを最大化することもできるんじゃないか、といったことも考えていました。
だから、テクノロジーの力を使って、世の中を最適化できる仕事がしたい、と思い、マネーフォワードに就職することを決めたんです。
小学校4年生の頃に初めてパソコンに触れました。ゲームが大好きだったのでインターネットでゲームの攻略方法ばかりを調べていました(笑)。そうしているうちに、自分でも攻略サイトを作りたくなって本を買ってみたものの、当時の自分には難易度が高くてすぐに辞めてしまったんですが、それがプログラミングとの出会いでした。
中学生になってオンラインゲームをやり始めてからは、パソコンのスペックを気にするようになり、徐々にハードウェアに興味が移っていきました。なので、大学は電子情報工学を学ぶ学部を選び、半導体について学んでいました。
そこからプログラミングに再び挑戦するきっかけは、大学の短期留学プログラムでした。シリコンバレーで起業家と交流し「世の中を良くすること」に対する熱の高さと、ソフトウェアの力で世の中をドラスティックに最適化しているさまに圧倒されたんですよね。ゲームを作ったりホームページを作ったりするだけじゃなくて、世界を変える力がプログラミングにはあると知りました。
気付いたら自分も世界を変えたいと思うようになっていて。大学の研究室では画像認識や機械学習を専門にし、エンジニアの道に進みました。無意識に「最適化」って言葉を良く使うんですが、そのきっかけもきっと留学の体験からですね(笑)

入社2年目でリーダーを任された際は、本当に右も左もわからなくて、チームビルディングに関して、とにかく先輩たちに話を聞きました。そこで得た知見をどんどん吸収していって、2年目の1年間で大きく成長することができたな、と思います。
現在もID基盤グループでリーダーをする中で、一番心がけているのは、とにかく情報格差や知識格差をなくすこと。リーダーしか情報を知らなくて、メンバーが「そんなの聞いてません」となったり、リーダーに聞かないと次に進めない、といったことが発生すると、リーダーである自分がボトルネックになってしまうので、情報や進捗はきちんとメンバーに伝えています。
情報を知ることで、メンバーひとりひとりが、チームが目指す方向性や、次のステップを理解することができれば、それによってモチベーションが上がると思っているんです。
また、今のチームには、ベトナム出身の日本語が母国語ではないメンバーもいるので、会話では特に、平易な日本語を使って勘違いが生まれないようにすることも意識していますね。
言葉に関係なく、情報というのは、雑に伝えてしまうときちんと伝わらないこともあるし、一度伝えただけでは不十分なこともあると思うので、情報の伝え方、伝わり方については、常に考えるようにしています。
2012年に一つのプロダクトとしてはじまったマネーフォワードシリーズですが、2022年現在は徐々にマイクロサービスに分解され、機能開発や改善を行いやすくなりました。
一方でマイクロサービスになることで、プロダクト横断のUXやデータ連携に課題が生じたり、設計難易度の高い共通基盤への需要が高まったりしています。
これらの難易度の高い課題解決や、共通基盤の構築に積極的に関わって、マネーフォワードがお客様に提供する価値をいち早く最大化させるとともに、自らの技術力も高めていくのが今の目標です。
そして最終的には、マネーフォワードに眠っている大量のデータから価値を生み出すデータ分析業務にも関わっていけるといいなと思っています。
もともと好奇心で行動する性格なこともあって、新しいものを見つけると「これはどうやって動いてるんだろう」と気になってしまうんです。
なので、アフターファイブや休日にも新しい情報を積極的にインプットしたり、趣味のブログを作ったりしています。知識は常にアップデートできる自分でいたいですね。

取材・文/新田大航(マネーフォワード採用広報)
写真/苞山美香(マネーフォワード採用広報)